今でこそコミュニケーションを大切にしていますが、昔は「信頼している」という名目で、実質的には部下に「丸投げ」してしまっていた時期がありました。その結果、思い込みによるミスの発生や、品質のバラつきを招いてしまった。その苦い経験があるからこそ、今は「丁寧で分かりやすいコミュニケーション」を何よりも重視しています。
指導する際は、相手の技術レベルに合わせて内容をかみ砕き、時には一緒に確認しながら進める。私の教育スタイルは、部下から「教習所の教官みたい」と言われることもあります。失敗して一番辛いのは作業者本人ですから、先回りして困るポイントを教え、予防してあげる。何回同じことを聞かれても「いいよ」と笑顔で返せる、そんな「わからないことを、わからない」と素直に言える環境づくりが、最高の品質を守る土台になると確信しています。